走り納め
自転車が好きになる大きなきっかけは昨年の夏、
ママチャリで海まで走ったことだった。
川沿いを走っていたら海までたどり着いてしまった。
距離にしてわずか15km、今だったら散歩のような距離
なのだけど、自分の足で海までやってきた、自力で風景を
変えることができた、ってことにすごく感動した。
夏のうちに何度か海まで走り、そしてより速く走るための
道具としてロードバイクが欲しくなり、秋に購入した。
ロードバイクを購入したその週末に、川沿いを海とは逆方向に走り
100kmを走った、大阪から京都、奈良といった「他府県」まで走ったこと
100kmっていう数字に感動した。
今年の5月頃からは、山(峠)を走るようになった。
数百メートルという高さまで自力で登る、というのも気持ちが
いいものだった。6月には集団で100数十kmを走った、先頭交代
をしながらの集団走行を体験、集団の後ろにいると45km/h以上
の速度なのに、すごく楽に走れている、ってことに驚いた。
レースにもたくさんでて、その度に発見があった、4日ほど前には
シクロクロスのレースにも出た。
今日はお世話になっているクラブの走り納めだった。
通常の朝練メニューを終えてから、能勢、篠山へと走った。
423号線を北上していくにしたがって、どんどん寒くなっていき
高度をあげるにしたがって、昨日降った雪が目立つようになり
頂上付近ではまだ雪が降り続いていた。
「大阪では雪がほとんど降らないんだよ、だから..」
東京に住んでいた時に、こうやって言って、ボード(スキー)が下手
なことの言い訳にしようとしていたのだけど、事実、高校卒業までと
ここ4年間の大阪生活の中で雪が積もっているのなんて、ほとんど
見たことが無い。
でもここでは、雪がたくさん積もっているし、少しだけど降ってもいる
路面は一部凍結しているし、そしてとても寒かった。
ゆっくり、慎重に山を下ってくると、そこは昼下がりのいつもの大阪の街で
雪なんてどこにも無かった、コンビニで暖かいジュースとパンを買い
座り込んで食べながら、さっきまでの雪景色を思い出していた。
街から雪の山へ、そしてそこからまた街へ戻ってきた。
自分の力で風景を変える、久しぶりに自転車で感動した。
自転車ビギナーの「2004年の走り納め」はとても楽しいものになった。
翌日の大晦日、目を覚ますと、アパートの中庭が雪で真っ白だった。
その直前まで昨日の夢を見ていただけにけっこう強く驚いた。
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