ささえる人
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私が長年関わっている草アメフトの運営に携わっている人達の多くは
ほんとにアメフトが好きで、自分のチーム、リーグのため、それこそ仕事
以外のすべての時間をそこに費やしているんではないかという人がいる。
東京の江戸川区アメリカンフットボールリーグの代表や副代表の人には
とてもお世話になったのだけど、小さい団体が少しでもいい試合グラウンドを
確保するためには、行政の傘下に入る必要があると考え、スポーツに力を
入れている江戸川区の体育局にリーグを所属させ(各チームの所在地は東京
神奈川などバラバラ)、時には政治家にも陳情し、そして確保できた場所に
芝を植え、雑草の処理をした。リーグ全体のレベルアップを目指すために
まず必要なことは審判のレベルアップだと考え、講師を呼び、厳しい基準の
審判資格試験を作った。大学チームとの交流戦、子供達への普及活動
(フラッグフットボール)、それ以外にも山ほどある仕事をこなし続けて
なんとかリーグを維持している。特に試合グラウンドに関しては今では
実業団の2部リーグよりもいい場所(大井第二、駒沢球技場、等)を使用
できるようになっている。家庭や時には仕事よりもアメフトリーグの運営
を優先している彼らは世間的な目からすれば「アホ」なのかもしれないけど
私は彼らのことを尊敬しているし、彼らと一緒にいる時間がとても好きだった。
現在、私が所属しているJPFF(日本プライベートフットボール協会)のOFL
(大阪フットボールリーグ)にもSさんという人がいて、彼は運営会議から
実際の試合会場での様々な仕事、時には審判の手伝いまでこなしている
彼がいなかったらOFLは成り立たない、と誰もが言う。そんな彼のことも
私はとても尊敬している。
自転車に関わるようになって、とても強く思ったのは、そんな損得勘定を
考えない自転車(生活あるいは自転車競技)をすごく愛している人が
とてもたくさんいるってことだ。私が知っている自転車の世界はほんの小さな
ものだけど、そんな中でも、例えば先週の日曜日、旭区の回転木馬は
お店を閉めて、富士見にダウンヒルツアーに出かけていて
天六のヴィアサイクルビレッジも同じ日に店を閉めて琵琶湖一周ツアーに
出ている、どちらもそんなことをして収入になっているわけでは無い。
売り上げ、その他を考えるとけっこうなマイナスだろうと思う。
別にそこまでしなくても誰も文句を言わないのだけど、でも
(自転車ってものの楽しさを知ってもらいたい。)という思いがあるから
(もちろん顧客をつなぐためというのもあるだろうけど)そういったことが
できるんだろうなって思う。
シルベストサイクルの山崎さんにしても、例えば、3day熊野のレースでの
プロローグの個人TTをすごく楽しみにしていて、トレーニングも重ねて
きたのだけど、BR-2と3にたくさんのシルベストのメンバーが参加するからと
自らの出場をとりやめて3日間サポートにまわっていた。今年になって登録
した選手がとても多く、右も左も~といった中でまわりに迷惑をかけたりする
ことも十分に考えられるので、代表者としては当たり前のことなのかも
しれないけど、3日間のお休みっていうのは、そうそう取れるものではない
だろうし、しかも自らもすごく出たいレースであるのに、皆のサポートに
まわっていた。そんな人達がいる自転車の世界っていうのは少なくとも
悪いものではない。
先週の日曜日、私は大阪府自転車連盟主催の「トラックミーティング」に
参加してきたのだけど、事務局の吉井さんも、ほんとに自転車、そして
自転車競技を愛してる方なんだろうなと思った。
(写真だけ見るとスキンヘッドのいかついおっさんなのだけど。)
一日中、大会運営のために忙しくされていたが、すごいな、と思ったのは
レース中の実況放送がすべて、初心者あるいは自転車を知らない人向けの
内容でされていたことだった。
「この1kmTTという競技においては空気抵抗を減らすためにディスクホイール
という円盤状の車輪を用いて~、ちなみに競輪学校の入学基準タイムは~」
こんな大会に集まってくるような人は自転車ベテランがほとんどだ。
それらの人向けの放送内容にする方がきっと簡単だろうと思う。
でも、この日の趣旨がトラック競技を知ってもらうイベントであるからと
あくまで初心者にもわかるような内容の放送をする、それはほんの少しだけ
いる参加者の中の初心者の人にも向けられていたのだろうし、未来の
自転車愛好家になるかもしれないバンクの真ん中の、「変わり種自転車」
で遊ぶ子供達にも向けられていたのだろうと思う。
トラック競技に集まってくるベテランの方だけ向いてしまうのは簡単なことだし
ほとんどの場合、そちらの方向になってしまうのだけど、それをあえてしないで
そんな放送スタイルを通していたのに、とても感動した。
自転車、そして自転車競技ってものを少しでも広げていく、という意思を強く
持っているんだな、と思った。
草アメフトも楽しいけど自転車の世界も楽しい、草アメフトのサイトの管理者を
10年くらいやって、これまで未経験者数十人を迎え入れてきた。
このブログを通じて、自転車、あるいは自転車競技に興味を持つ人が一人でも
増えればとても幸せです。
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