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July 07, 2005

AV女優の林由美香が死んだ。
自殺なのかそうでないのかはっきりしないけど、酒を飲んで睡眠薬も
飲んで、吐瀉物がのどにつまっての窒息死ということだそうだ。

基本的にAVは見ないのだけど、97年に彼女が主演してなぜか映画館で
公開された(単館だけど)、「由美香」という作品を見たことがあった。
当時「QuickJapan」や「ロフトプラス1」なんてのが好きで、不覚にも
TOKYOトンガリキッズ」で涙を流したこともある(ブルーハーツの曲が
出てきた)元「宝島」愛読者としては、AVだけど、なんだかカルチャー
っぽいってことで見に行った。内容は、不倫中のAV監督と彼女が
ママチャリで東京から北海道の礼文島を目指して旅していく
というものだった。(少し前のバイシクルNAVIにこの監督が北海道の
レポートを書いていた。)

夏の北海道に自転車やオートバイでやってきて、キャンプしたりして
長期滞在する人達のことを知識としては知っていたし、友達から話を
聞いたこともあったのだけど、映像で見たのは初めてだった。
キャンプ場にたくさん貼られた色とりどりのテントが印象的だった。
そして自転車で遠くに旅をするっていうことに興味を持った。

実際に自転車に乗るようになるまでに、そこから6年、いまだ泊まりがけ
のツーリングにも出たことはないのだけど、でもツールや競輪にも興味が
なかった私にとって、自転車に興味を向ける一つのきっかけにはなった
と思う。MTBで世界を1周した友人、Uの自転車旅へのきっかけは
深夜特急」だったらしいが私はアダルトビデオ、なんとも間抜けだ。

世界1周のU(#8)と私と一緒に東京のチームでアメフトをしてたS(#44)も
会社を辞めて、海外青年協力隊でチュニジアに行って、帰ってくるなり
オートバイで半年くらい日本を回って、北海道にも長く滞在していたそう
だけど、彼の部屋にもちゃんと「深夜特急」があった。
私も20歳の頃に夢中になって読んだのだけど、どちらかと言うと、景山民夫
の「旅立てジャック」とかの世界にあこがれていたので、そんなハードコア
な旅はできなかった。鴻上尚史が「僕の人生にはまったく後悔はないけど
唯一あるとしたら若い時に世界を放浪できなかったことだ。」なんて書いて
いるのを読むと、(オレもそういった旅をするべきだったのかな)って思って
しまうけど、私にとっては、ニューヨークでひたすら背の高いビルにのぼって
みたり、南の島でダイビングしたりしている方がその時に楽しいことだと
感じて選択したのだからそれはそれでいいのだろうと思うし、学生時代の
アルバイト先にけっこういたバックパッカー的な人達の多くが、長期旅行
だったり節約旅行だったり、現地の人との交流だったり、ドラッグだったり
するようなことを無理矢理自分のアイデンティティとしているようであまり
好きにはなれなかった、というのもあるのかもしれない。

なんてことを書きながらも、昨年にミラノとフランス(少し)を旅行してみると、
いろいろと感じることだらけで、(やっぱりいろんなところにこれからも行って
みようかなあ。)なんて思うのだけど、やっぱりハードな旅よりは、例えば
(グアム一周が160kmくらいかあ、自転車持っていって、平坦基調の道を
 走ってその後はダイビングしてビール飲んで寝る、あー最高。)
となってしまう。Uは今でもMTBには乗っているし、Sはいまだにオートバイ
好きだけど、ロードバイクは欲しいとは言っている。私もなんとか自転車が
好きだ。死んでしまった林由美香も北海道から帰ってきてから自転車に
乗ったりはしてたんだろうか。

秋にまたイタリアに行く予定だけど、やっぱり自転車持っていこうかな。


(何度でも使う、ラルプデュエズでの写真。PHOTO BRETONさん
 データ送ってくれないんだったら、25ユーロ返してください(^_^;)
TF4B3976



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