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July 19, 2005

スパルタ

050718001

自転車のレースに参加していていつもいいなと思うのは
小学生やそれ以下のクラスが設定してあることだ。
小さな子供達が小さな自転車で一生懸命こいでいるのを
見ていると、特に子供好きでは無い私も自然に顔がほころんで
しまうし、声をかけて応援したくなる。

しかし一昨日の中山サーキットではそんな子供がらみでイヤな
気分になった。レースを終えて(いつものように集団からちぎれての
一人旅)のんびりと他のレースを見ていると、広島だか岡山の
アクセントで男の子に対してお父さんが怒鳴っていた。お父さんも
息子も自転車ウエア姿だった。子供のレースが終わったのなんて
もう1時間以上前になのに、なんであそこで遅れたんだ、まだやれた
だろう、お前はやる気がないのか、というようなことを大声で言っていた。

私は別に根性否定論者では無い、高校のアメフト部では殴られも
蹴られも竹刀で叩かれたりしたし、理不尽なことに耐えたり
意味の無い根性練習を経験することからも得るものは少なからず
あるとは思っている。でもそういうことを言えるのは私がたまたま
アメフト部をやめなかったからだと思う。

50人くらいが入部して最後まで続けるのは10人くらいという環境
だったのだけど、そこでは当たり前のことだけど40人の退部者が出る
ことになる。竹刀で叩かれたりしてまで部活などやる意味など無いから
そこから離れるのは当然のことだけど、そういった集団の価値観に
おいては(ケツ割った根性無し)ということにされてしまう。
そんな扱いを受けた人がその先アメフトを好きになるとは思わない。
殴られたり、怪我してやめて、それで根性無し扱いされたりする
経験はその人の人格形成にも大きな影響を与えることだろうと
思う(実際、部活をやめて高校に来なくなるような人もいた、他の
部活に入っていた人で大学でアメフト部に入った人はけっこういたが
数十人いた退部者で大学でアメフト部に入った人はほとんどいなかった。)

根性、スパルタ的なものって、たまたま最後まで続いた人やその競技
(スポーツ、音楽等)で成功した人にとっては意味があるのかもしれない
けど、その何倍もの「落伍者感覚」を押しつけられた人を生み出す。
小学校や中学校受験で失敗した人がけっこうそれを引きずるのも
同じようなことなのだろうと思う。

子供に自転車競技をさせるのはいいことだと思うけど、必要以上に
結果ばかりを求めてどうしたいんだろうって思う。そもそも日本に
おいてホビーレベルの自転車競技をやっている人は私を含めて
他のスポーツでパッとしなかったような人が多い。そんな人が
自分の子供に何を求めているんだろうって思う。

河川敷を自転車で走っていると、野球、サッカー、ラグビー
といろんな少年(少女)スポーツチームがあるけど、野球は
おっさん達が子供達をどなりつけて意味の無い練習
(スパイク履いたまま河川敷をジョギング、ひたすらダッシュ)
をさせていることが多い、練習中はずっと声を出させて
いたりもする。が、サッカーにおいては少年サッカーを指導しよう
と思ったら、基本的には指導員の資格取得が必要とされ
そこでは児童心理学(深いものでは無いらしいけど)なんかの
勉強もしたりする。そして練習内容は基本的に子供が楽しいと
感じるように工夫をこらしているように思える。

サッカー的なものがすべて野球的なものよりも素晴らしいとは
思わないけど、「アホ、死ね。」なんていうことを
言ってしまうような人が指導者でいられるところに自分の息子を
預けたいとは思わないことは確かだ。(もちろんきちんとした野球
チームもたくさんあるが、私が多少の偏見はあるにしろ見てきた
経験からはそのような傾向があるように思えることは確かだ。)

せめて小学生の時はのんびりとやらしてあげればいいし、どんな
結果だろうとほめてあげればいいと思う。
例えば、命を預ける自転車を粗末に扱ったり、他の人に対して
良くない行為をしたりしたらそれを注意する必要はあるけど
それだって他の人がいないところでやればいい。
そうやって子供を必要以上に怒鳴りつけて、子供と周りの他人を
イヤな気持ちにさせる親(別に自転車に限らず、街にはたくさん
いるが)って、そうやって怒鳴られて育って来たのだろうから
DQNの連鎖ってことでまあしょうがないのだろうとは思うし、
一般的に部活的な上下関係を持たないでやってきた人達(女性や
オタク)の方がいったんそのグループ内で上下関係を作り出すと
信じられないレベルにまでなってしまうのと同じような部分も
あるのだろうなって思う。スポーツにあまり縁がなかったような
お父さんが子供に怒鳴っていることが多いと思う。 
(一度、モーニング娘の親衛隊を観察していたら、幹部とされる
 オタクがタバコを取り出したら下っ端とされるオタクがすかさず
 ライターを取り出して火をつけたのには驚いたし笑えた。)

女子バレーボールの監督なども、重要な試合の重要な場面での
タイムアウトの時に、「お前ら、気合い入れていけ、いけるぞ!」
とかしか言えなかったりする。状況をしっかり分析して、例えば
レシーブ時の位置を30cm前に上がるように指示したり、今のところ
最も成功率の高い攻撃パターンを伝えたり、そういうことをする
ためにタイムアウトっていうのはあるものだ。
またそんなアホなレベルの指導者を「○○ジャパン」と言って
周りがチヤホヤしたりもする。
ナンシー関の「日本の70%はヤンキーとファンシーでできている
という言葉を思い出したりする。

民度が低いから、としてしまえばそれまでだけど、父さんにも
ぶたれたこと無いのに
、というアニメ好きそうなお父さんが
子供をしかったり、殴ったりしている光景というのはほんとイヤなものだ。
私にみたいにひねくれた大人になってしまいますよ(^_^;)


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