« バレンタイン | Main | 猫 »

February 15, 2006

トレーニング

4896420594

クリスカーマイケルの「ミラクルトレーニング」を読みかえしてみた。
少し前のエントリーでも書いたし、昔にも書いたと思うのだけど
やはり自転車愛好家達は練習しすぎなんじゃないのかって
ことをあらためて思った。特に強度面で上げすぎなんじゃないか
と思う。(LSDはよほど極端でなければやりすぎるってことはない
のだろうと思うけど。)

自転車におけるトレーニングで何を鍛えるのか、といえば大きく
わければ、心肺機能と筋力だと思う(他にも神経系などもあるが)
で、実際に「練習」となった時には最大心拍数の70%をずっと超え
続けている人ってけっこういる思う、私もそんな感じになってしまう。
シルベストの朝練で言えば、箕面の駅を出てから公民館に着くまで
ほぼずっと80%から90%くらいで走っている。
まあそれは私が遅かったり、太かったりっていう事情もあるし
速い人達は、70%くらいで流しているのかもしれないけど、私
レベルの運動強度になってしまっている人も多いと思う。しかし
カーマイケル本などでは、そこまで一度追い込んだら、もう残りは
ずっと70%以下で走らなくてはいけないことになっている。
しかし実際には、その後にロングコースなどに走りに出かけることも
多く、そしてその間、平地では70%くらいだが、のぼりや飛ばす区間
ではまた先ほどのような運動強度になってしまう。

そうやって「全力で追い込ん」で「勝ったり、負けたり」するのが楽しいから
練習に参加しているわけなのだけど、オーバートレーニングになっている
可能性も高いのだろうと思う。
自転車とは違いすぎるたとえのようだけど、ウエイトトレーニングにおいて
例えば10回×3セットのメニューを組んでいて、それを終えてからでも
重量を減らせばまだまだトレーニングを続行することはできるけど、とりあ
えず同じ部位に関して、それ以上やる人は少ない、筋肉の成長ってことに
関してはやるだけムダだし、それよりもすぐに栄養を補給してあげることの
方が重要になる。自転車練習における「筋力トレーニング」ということでは
朝練の箕面山荘から後はすでに「余計なことをしている」のかもしれない。

「心肺トレーニング」についてはよく理解していないのだけど、そのパフォー
マンスを上げるためには70%くらいまでの運動でいいように思える。それ
以上は耐乳酸とか無酸素とかまた別の能力のトレーニングだし、そして
そのレベルの運動はカーマイケル本では、「週に一度、20分だけ行う。」
とされていたりする。アメリカのことだから、厳しいメニューを書いて、それを
読んだ人が故障したりしたら訴訟とかそんなリスクも考えて、強度を抑えてる
ってこともあるのだろうけど、でも「目標-200km走って28km/h平均で。」
とホビーレーサーレベルとしては、けっこう高めのことが書いてあるから
一応はそれくらいの人を対象としているトレーニングメニューなのだろう。

私と同レベル(あるいはそれよりも少し上)向けに作られたメニューとしては
どうも「楽」に思えてしまう。でもベンチプレスで170kgあげる人が週に一度
アップを終えて、たったの8レップス×2セットだけ、時間にして5分でその部位
のトレーニングを終えてしまうっていうのをウエイトトレーニングについてあまり
知らない人が見たら「短か!」って思うだろうし。そしてそれと同じことをカーマ
イケル本のメニューを見て思ってしまっているのかもしれない。

中級者向けメニューの第一週(7週間を一つの単位としてトレーニングを行う。)

月曜日、休養
火曜日、最大心拍数の65~70%で60分
水曜日、60~65%で30分
木曜日、65~70%で60分
金曜日、65~70%で45分、途中にファストペダル(120rpm)を10分間
土曜日、65~70%(途中テンポで15分間)
日曜日、65~70%で90分(途中、登りでテンポ20分間、テンポとはLT値を基準
     にするからわかりにくいけど、おおざっぱに言えば、最大心拍の80~85%)

これを見て、「楽そうだなあ。」って思わなかった人はいないんじゃないだろうか?
ひょっとしたら週末のがんばりが平日の通勤ランなどの有効な努力をムダに
してしまっているのかもしれない。私がかねてから思っているのは、プロの競輪
選手が毎日のように100kmとか150kmとかの距離を「街道練習」しているのは
(単なるムダだろう。)ってことだ。そりゃ効果はゼロじゃないだろうけど、あくまで
スプリント力が求められる種目において、そこまでのことをする必要は全くないと
素人の私が言い切ってしまっても間違いではないと思う。毎日長距離走る陸上の
短距離選手はいない。でも今はどうなのかよくわからないけど、滝沢選手を語る時
には、とにかくそのものすごい練習量が語られ、そしてそれがゆえに彼は超一流
選手なんだってことになっていたのだけど、それを読んでは「?」と当時は自転車
のことも何もしらなかった私なのだけどそう思っていた。その種目でお金を稼いで
いるプロの人においても「ムダな練習」をしているくらいなのだから私たちレベルに
おいても、ムダであったりやりすぎであったり、大事なことなのに全く行っていなか
ったりってことがたくさんあってもおかしくない。最近はマシになってきたようだけど
プロ野球の練習なんていうのは、非効率で無意味な練習がすごく多かった、日本
のスポーツ界においては科学的なトレーニングが行われている場所はまだまだ少
ないと思う。

しかし、私レベルのような、怠け者自転車愛好家にしてみれば、その「楽」なメニュー
であってもなかなかそれを「実行」できないのが問題になる。シルベストの練習に
参加するとして、登坂が始まっても70%の枠を守ってただでさえ皆から遅れがち
なのを、さらに遅れてマイペースを守る自信はあまり無い。じゃあ一人で走れば
いいだろうってなると、それはやっぱり面倒くさい。
まあ昨年の秋からほとんど乗らなくなってしまっていて、これ以上遅くなることも
ないだろうから、しばらくはそんな「楽」なメニューでやってみるつもりだ。
通勤orローラーで毎日乗って、そして「頑張りすぎない」のを目標にしてみます。


(追い込みすぎないっていうのは、正しいのだろうなってすごく強く思っている
 のだけど、でも「そんなのでいいのか?」ともとても強く思う、難しいなあ。)


« バレンタイン | Main | 猫 »

Comments

この週間メニュウいただきます。
これだったら膝とか痛くならないかもしれないですね。
でも、“遠乗り”もやめられないですよね。

あ、お酒は飲んでよいのでしょうか?

Posted by: イノウエ | February 16, 2006 at 07:46 PM

「ツールで優勝」を目標にしているランスと、結局は「自己満足」が最終目的であるホビーレーサーと、トレーニングの方法や方向性が違うのは当然かな、とも思います。
年間2万km以上走っても、ビデオ観ながらローラー回しても、はたまた私のように妄想練習してても、きっと効果は同じなんじゃないかと・・・。

Posted by: M | February 16, 2006 at 11:16 PM

復活おめでたう御座います。イロイロ考えてはりますね、アレコレ考えるの楽しいですよね。ボクは最近、何をおいても大事なのはコギのスキルかなと思ったりしてます。マシントレもLSDもそれぞれ効果あると思いますが、コギのスキルアップ効いてる割合が大きい気がします。それを今シーズンで確かめたろと思ってます。
大阪城で遭ったらヨロピクです。大阪城深夜ぐるぐるラーメンツアーなど如何ですか?なかなかイイですよ。
ボチボチ更新してください、楽しみにしております。と、旭区最速は止めてください、旭区新森最速くらいでお願いします。でわでわ

Posted by: まがら | February 18, 2006 at 01:58 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41833/8679295

Listed below are links to weblogs that reference トレーニング:

« バレンタイン | Main | 猫 »