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April 16, 2006

楕円に一目惚れ

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先日、シルベスト梅田店で「osymetric」の変形ギア板を見て以来、ずっと
それが気になっている。上死点、下死点の通過をスムーズにすることに
よって効率よくペダリングができる、というものだ。
自転車での無駄遣いをやめようと心に決めたばかりで、逆に使わないパ
ーツなどをどんどんヤフオクなどで売りはじめているのだけど、一ヶ月前
だったら、その場で購入していたと思う。
科学的に多分正しいだろうとされるものにはすごく弱い(エセ科学っていうか
健康グッズ的な商品はすごくキライ)のだけど、このギア板はピンポイントで
私の購買意欲をかき立てる。

シルベストではヤマザキ店長がこんなセールストークを..
「今回入荷したのはコンパクトドライブ用だけや。僕も使ってみたいやけど
 コンパクト用ということで涙をのんだんや、そういえばカナタニさんは
 コンパクトやったよね?」

心が動いた。そもそもこの商品を昨年のツールで見た時からとても気になって
いた、(でも、日本じゃ買えないだろうな。)と思っていたら数ヶ月前の自転車
雑誌に日本でも発売されるとの記事が乗っていたのだけど、そこでの予定
価格がものすごく高いものだったので、(こりゃ私には縁がないわ。)と思って
いたのだけど、ずっと安くなっていた、定価が29400円。しかも現地価格が
200ユーロで、ほとんど値段が変わらない、というのもいい(この手の販売量
が見込めないアイディア商品的なものって、現地の2倍くらいすることが多い
しょうがないことだけど)

金曜日の飲み会で、友達にこのギア板の話をしてみたところ、皆、否定的だっ
た。「えーひょっとしたら効果あるかもしれないけど、格好悪いやん。」
しかし彼らはクロモリ、ホリゾンタルといった自転車に乗っている、そんな自転車
には、こんなギア板は似合わないからなのだ。スコットのような極太カーボン
スローピングには良く似合う、つまりは新時代のマシンのために作られた商品
なのだ...

土曜日、回転木馬に行って、古いシマノのカタログを見せてもらう。シマノが
出していたバイオペースが全盛だったころのカタログ、ギア板を楕円形にする
ことによって得られるメリットが書かれている。デュラ、アルテ、LX、みんなこの
バイオペースがラインナップされていた。

しばし、カワムラ店長と「じゃあなんでバイオペースは消えてしまったんだ。」って
話をする。「スポーツ自転車じゃないけど、前カゴをハンドルではなくフレームに
付けたママチャリが発表されたことがあって、荷物をいれてもハンドルが取ら
れることが少なくなるということではすごく正しいと思うのだけど、ハンドルを
切ってもカゴの位置が一定のところにある、というのに皆さん違和感を感じた
ようで、すぐにラインナップから消えてしまったことがあったんですよ。バイオ
ペースも乗ってみたけど、やっぱり違和感はありましたよ。」
という話をしてくれる。確かにそういう慣れ親しんだ感覚っていうのはなかなか
変えられないっていうのはわかる、でも速度を競ったりもするスポーツ自転車
の世界では、効果があれば多少の違和感はあっても使われていくものでは
ないのだろうか、ということは効果がないのか、でも元競輪選手の松本整さん
(現在はジムを経営していてオリンピック選手のトレーナーをしたりもしてる)
のところでも、このようなギア板を開発していて、どちらかというとペダリングの
スキルを上げるための道具、としてのとらえ方だが効果はあるとしている、
じゃあなぜ...

延々と思考はループしていく。
もちろんこのギア板に効果があるとしても、それは理論上で数%くらいで、実質
的なところとしては、多分1%以下で、またギア板の形状が変わることによって
ペダリングやその他に変化があるから、一時的にはマイナスもあることだろう。
そして私の実力では、そのお金をサプリメントやいいタイヤなどに使って走り
こむことの方が速くなるためにはよっぽど重要なのもわかってはいる。デブが
自転車の軽量化を10g単位で行うようなものだ。そこに関しては80kg近い体重
の私は(そんなの意味ないじゃん。)と理解しているし、軽量化にはほとんど
興味がないのだけど、でもこのギア板には強く惹かれる、ボーリングのアベ
レージが100くらいなのに、マイボール手首固定器具を購入するようなもの
だろうか。

現在は日曜日の夕方くらいで、朝に少し清滝峠を走ってきたのだけど
(あのギア板なら、乳酸がたまらないかも。上死点がスイー、下死点もスー)
なんて考えながらペダルを回していた。「恋をした夜はすべてがうまくいきそう
で~♪」という江口洋介の歌があったけど、そんな感じだ。ちょっと不格好な
ルックスだって、「ブスの瞳に恋してる」が現在のトレンド。
(今から梅田に行って買おうか。)と悩みながらこの日記を書いている。
「次回入荷分から○千円アップ!」なんてことになったら、もう耐えられない
だろうけど、今日は梅田往復の時間をローラー台にあてることにしよう。清滝
峠でのベストタイムを自力で更新できたら、「自分へのご褒美特赦」を発動さ
せてみようか。世界はいろんな深刻な問題があり、それと戦っている人達が
日々傷つき倒れていっているのだけど、私にとっては、丸いギア板か楕円形
かそれが問題だ。

(ネットで調べてみたらスコットを使っているサニュエルデュバルチームも変形
 ギア板使っているんだね、そしてこちらはさらにハイテク風...)

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Comments

あくまで興味本位でだけなのですが、
足が治ったら楕円のスコットに少しだけ乗せてください。
イヤイヤただの好奇心です。
イヤイヤほんの少しだけ。

Posted by: イノウエ | April 17, 2006 at 09:05 AM

あれって「自分の金では買わないけど人が持ってたら使ってみたい」
っていう典型的なモノだよね(^_^;)

Posted by: かなたに | April 17, 2006 at 01:25 PM

コメント書けるようしてみました。
メールアドレスは記入しなくてもいいように設定を今、変えました。

Posted by: かなたに | April 17, 2006 at 01:28 PM

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